私(関東在住)と主人(四国出身)の結婚は、主人が婿に入る形で決まりました。
結婚以前より同棲生活を送っていて、結婚に向けての準備もとても順調に進んでいました。
お互いの実家が離れていることから、挙式は新婚旅行も兼ねて、両親を招待し海外で行う予定でいました。
帰国後にパーティーのような披露宴を行えばいいかな、といった感じでいました。
いざ結婚と決まり、お互いの両親から結納はやらなくていいだろうと決まったので、
私の両親を連れて、顔合わせということで四国の主人の実家へ連れて行きました。
その際に、あちらに顔を出すわけだから、食事の場は用意するからと、主人の両親から言われたため、何も準備せずに行きました。
顔合わせ当日になっても何の指示もされず、再度確認すると「地元料理が食べられる屋台村があるから」と言って来たのです。
顔合わせとハッキリと言っているのに、屋台村はいかがなものか?と思い、急いで個室のある居酒屋を手配しましたが、
のちに主人から聞いたあちらの両親の言い分は、「美味しいご飯でもてなせるなら最高だろうけど?」とのことでした。
あちらに滞在中、全て私か私の両親がお金を出していたのですが、
それに関しても「婿にやるための顔合わせで来ているのだから一千も出す気はない」というのが、あちらの両親の考え方でした。
それを聞いて、そもそも価値観が違うのだな、と実感しました。
顔合わせの場では、両家なごやかに終わり、
婿養子ということで話も進み、了解を得ました。
しかし、帰宅後に入籍の日取りを決めたと話すと、
「婿にもらう正式に私の親から話がない」と言いだす始末です。
婿にやるからには、結納をしっかりやれ。
結納金を貰う義務がある。
少なくとも、うちの地域(四国)では結納はやるものだ。
そのように言っていました。
そもそも、全て丸く収まっていたつもりが、ここにきて考え方の違いというか、
すれ違うことが多すぎて、話にならないなと思ったことが多々あります。
結納から始まり、入籍の日取り、結婚式のこと、引き出物、披露宴の内容、
ありとあらゆることに、
「うちの地域はこうだから」
「うちのやり方はこうだから」
とお互いの両親が引かないことで、何かと揉めています。
お互いの両親の主張が強いということもありますが、同じ日本国内に住んでいながら、
ここまでも風習や考え方が変わるのか、とひしひしと実感しております。
お互いの両親の仲は最悪なので、何かと板挟みにあっている私たち夫婦ですが、
最近は「国際結婚だから仕方ない」と割り切るようになりました。