短かった結婚生活で学んだこととは

23歳の時に一回り歳の離れた主人と出会い、結婚しました。出会ってから結婚するまでわずか半年というスピード婚。迷いはありませんでした。当時主人は35歳。お付き合いするからには結婚を考えないと、と思っていたので話はとんとん拍子に進みました。

新婚生活はとても幸せでした。仕事で私の方が遅く帰宅した日には、夕食の用意をして待っていてくれたり、休みの日にはお互いの実家に遊びに行ったり友人を家に招いたり。小さな喧嘩をすることはありましたが、毎日穏やかに過ぎていきました。

結婚から2年後、待望の赤ちゃんを授かることができ、ますます幸せを感じていました。家族三人で夕食をとっている時ふと主人の顔を見て、幸せだなぁと涙が出るほどでした。

一回り歳が離れているということもあってか、付き合った当初からなぜか「この人とは長くは一緒にいられないんだ」という思いが頭にあり、主人と過ごす一日一日を大切にと考えていました。

その考えは何かの予知だったのか、主人は我が子が1歳になる前に他界してしまいました。突然死だったため全く受け入れることが出来ず、お通夜も告別式もどこか他人事のように行った気がします。

主人が亡くなってから5年経った今でも悲しみは消えません。ですが後悔はあまりないのです。

主人と出会い結婚したことはもちろん、子供を授かったことをとても感謝していますし、「長く一緒にいられないかも」という考えから、毎日100パーセントの愛情を主人に注いだことが私を前向きにさせてくれました。きっと主人は私と結婚して幸せだった!と自身があるのです。

子供の成長を見られずに他界してしまったことはさぞかし残念だったはずです。でも一緒に過ごした時間は短いけど、子供にはパパがどんな人だったか、赤ちゃんだったあなたにどんなことをしてくれたかをたくさん話しているので、子供と私の心の中で主人は生きているのです。

ママ友と集まるとだいたいそれぞれご主人の愚痴が話の中心になります。面白おかしく話している場合もありますが、お互い感謝の気持ちをもっと意識したら解決するのではと思う愚痴もあります。私はシングルマザーなので、家族を養う為に働く父親の気持ちと、家庭を守る母親の気持ち両方がわかるようになりました。

主人のことを今でも大切に思っているけれど、結婚生活が幸せだった分、もう一度幸せを手に入れたいという気持ちがあります。なのでもしこの先子供と私と、心の中の主人と、すべてを受け入れてくれるような人に出会えたなら、「長く一緒に居るから」こそ相手を大切に感謝の気持ちを忘れずにいられたらなと思います。

結婚生活は楽しいことだけじゃなく、大変なこともたくさんあります。でも毎日おはようやおやすみを言える相手がいるというのは、当たり前のことではないのです。

大切な人の笑顔を見られるって幸せなことです。

短い結婚生活でしたが、これが主人が私に教えてくれたことだと思います。

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